目次
- 1 リビング学習で、最もおすすめしたい家具は「デスク用ワゴン」。その理由とは?
- 1.1 ランドセルは置き場所に困る
- 1.2 ランドセルは開け閉めが意外と大変
- 1.3 小さなストレスが積み重なると「勉強嫌い」になる可能性も
- 1.4 デスク用ワゴンは、リビング学習の主役家具になる
- 1.5 ワゴンの上はランドセル置き場
- 1.6 下段の引き出しは教科書を収納する最適な場所
- 1.7 上段の引き出しは筆記用具を収納する最適な場所
- 1.8 リビング学習で最も重要なことは『お子様が毎日教材を手に取ってもらうこと』
- 1.9 リビング学習でお子様が使いやすいワゴンとは?
- 2 ランドセルも。お子様にとって「使いやすい」ものを選んでください。
- 3 お子様の視点になって「使いやすい」を考えましょう
リビング学習で、最もおすすめしたい家具は「デスク用ワゴン」。その理由とは?
「リビング学習について、相談してもいいですか?、、、」
大塚家具の学習デスク売場では、小学校ご入学を控えているお子様のためにリビング学習の環境を整えたいと、お客様からさまざまなご相談をいただいております。
・リビングにデスクを置くスペースがなくて困っている。
・子どもが良い姿勢で勉強できるイスはないか?
・長時間勉強しても目が疲れないデスクライトは?
気になるポイントは人それぞれ。
毎日意欲的に勉強してくれる学習スペースを作ってあげたいものです。
では、これらのお悩みを踏まえて
リビング学習の環境で最も重要な事は?
『お子様と教材の距離をいかに縮められるか?』
お子様は毎日、ランドセルから教科書やノートを取り出して、宿題やその日学習した教科の復習、予習を行います。
ランドセルがいつでも手の届く場所になければ、お子様の勉強に対する熱意は薄れてしまいます。
もっと具体的に。注意するポイントは何でしょうか?
ランドセルは置き場所に困る
必ずしも、リビングルームに学習デスクを置く必要はありません。
お子様が学習するスペースは食卓テーブルで十分です。
慣れ親しんでいる場所の方が、お子様は自然と勉強を始められるでしょう。
しかし、ランドセルの置き場所はリビングルームの中に用意しておくべきです。
そうでないと、学校から帰ってくるなりランドセルを適当に床に置いてしまったり、別の部屋に片づけてしまったり、あるいは玄関に置きっぱなしという事だって考えられます。
いざ勉強しようと思ったところで、ランドセルを探す羽目になり、別の部屋へ無造作に置かれたランドセルを取りに行くという手間が生じてしまうのです。
ランドセルは開け閉めが意外と大変
ランドセルとリュックサックは構造が全く違います。
ランドセルにはかぶせ(フタの部分)があり、これを開けるとランドセルのおおよそ2倍の長さに及びます。
また丈夫で長く使用できるように設計された、カッチリと四角い形状も注目すべきところです。
ランドセルを立てた状態で教材を取り出すのは大変なので、寝かした状態で取り出すことになります。
想像してみてください。
ランドセルを寝かした状態で、フタを開けて教材を取り出す一連の動作を。
小学校に入学したばかりのまだ小さなお子様にとって、この大きな「フタ」を開けるのは意外と一苦労です。
床にランドセルを広げ、しゃがみ込んで教材を取り出すことになるでしょう。
小さなストレスが積み重なると「勉強嫌い」になる可能性も
入学当初は、お子様にとって学校で教わるあらゆる事が新鮮です。
自宅の学習環境はさほど関係なく、宿題や勉強をすることを楽しみながら行ってくれるでしょう。
しかし、日を重ねる度にお子様はランドセルから教材を取り出す一連の作業に、小さなストレスが生まれてしまいます。
宿題や勉強を毎日コツコツ頑張ろうと思っても、この小さなストレスが日々蓄積され、いづれお子様にとって勉強は「めんどくさい」作業になってしまう可能性があるのです。
それでは、ランドセルの置く場所や、開け閉めの問題を解決する方法とは?
デスク用ワゴンは、リビング学習の主役家具になる
ランドセルは「収納」するのではなく、「置く」ことがポイントです。棚の中にランドセルをしまっては、お子様はその日のうちに二度とランドセルの中身を開けようとはしません。
(但し、お子様が帰宅後にランドセルの中の教材をすべて、リビングの棚に移し変えることが習慣付いているのであれば、ランドセルをラックなどに収納しても問題はありません。)
そこでおすすめしたいのが、デスク用ワゴンです。
ワゴンの上はランドセル置き場
ワゴンの上はランドセルを置く場所だと、お子様に教えてあげてください。
数日間だけ、お子様が学校から帰ってきた時に教えてあげれば大丈夫です。
自然とワゴンの上がランドセルの定位置になるでしょう。
ワゴンをランドセル置き場にするメリットは、その「高さ」と「平ら」な天板です。昇降式ワゴンの高さはおおよそ60cm。小学一年生の平均身長は120cm前後なので、ランドセルのフタを開けて教材を取るのにちょうど良い高さです。
また、ワゴンの天板は平らな形状なので、ランドセルのフタを開けるときに周りにぶつかる心配がありません。
もしも、ランドセルの周りが壁で囲われていたら、フタを開ける時どうなるでしょうか?
周りの壁が障害物となって、フタを開けるたびにランドセルを取り出さなければいけません。
一人で簡単に教材を出し入れできるのでストレスが掛かりにくいのです。
しかし、ワゴンの魅力はそれだけではありません。
下段の引き出しは教科書を収納する最適な場所
ワゴンの引き出しは教科書を収納するのに最適です。
ほとんどのワゴンは引き出しが2つ~3つ付いています。そして一番下の段の引き出しは、教科書の背表紙を上向きに立てて収納できるので、取り出しやすく整理しやすいです。
各種メーカーから発売されているワゴンの下段引き出しの高さ(内寸)は20cm以上。A4サイズがすっぽり入るように設計されているので、ほとんどの教材を収納できます。
ちなみに、ワゴンの横幅は大きく分けると2種類あります。
約40cmと約30cmです。
横幅30cmのスリムタイプの方がリビングに置いた時に収まりが良いですが、横幅が40cmあるとA4サイズの教科書やノートを効率良く収納することができます。
教科書・ノートの整理整頓のためにも横幅が約40cmのタイプをおすすめします。
※左は横幅約40cm、右は横幅約30cmのワゴン。
上段の引き出しは筆記用具を収納する最適な場所
リビング学習は筆記用具や文房具もたくさん使います。
鉛筆に消しゴム、ノリ、セロハンテープ、ハサミ、下敷き、定規、、、、
これらの小物はワゴン上段の引き出しを収納スペースとしましょう。
また、上段の引き出しは学校から配布されたプリントを収納するスペースとしても有効に使えます。
お子さまや親御様に宛てた連絡用のプリント類はかさばって困るものです。
収納場所を決めておけば、いざ見返そうとした時に部屋中を探し回って慌てることもありません。
これで、上から①ランドセル ②筆記用具/プリント類 ③教科書・ノート といった順番に収納することができました。
片づけ易く工夫されていて、いつも整理整頓された環境は、親にとってもお子様にとってもストレスフリーな快適な空間になります。
※写真のワゴンは浜本工芸の「ミニマ」
リビング学習で最も重要なことは『お子様が毎日教材を手に取ってもらうこと』
ワゴンの中に、必要なものが全て揃いました。
これで、お子様が勉強を始める前、終えた後に余計な消耗をすることはありません。
大切なことは、お子様にとって学習しやすい場所かどうか。
そして、お子様が毎日教材を手に取ってもらうことが何よりも重要です。
そうでなければ、どんなに機能性に優れたデスクチェアや学習デスク、高性能デスクライトを用意したところで全く意味がないものになってしまいます。
リビング学習でお子様が使いやすいワゴンとは?
大塚家具では、デスク用ワゴンもさまざまな種類を取り揃えておりますが、今回はその中でもおすすめの商品を2つご紹介いたします。
製造メーカー:浜本工芸
デスク用ワゴン「ミニマ」
¥50,900(税込)
幅412×奥行525×高さ605(mm)
引き出しの有効内寸:
上段:幅331×奥行426×高さ53(mm)
中段:幅331×奥行426×高さ140(mm)
下段:幅331×奥行426×高さ236(mm)
シンプルなデザインが魅力のデスク用ワゴンです。天板は上質なナラの無垢材を使用しています。触れたときに木の温もりが伝わってくるナチュラルな風合いが魅力です。引き出しが3段ありますので、筆記用具や文房具などを小分けに収納することができます。
製造メーカー:コイズミファニテック
デスク用ワゴン「ヴィーノ」
¥39,600(税込)
幅412×奥行495×高さ585~730(mm)
引き出しの有効内寸:
上段:幅314×奥行420×高さ45(mm)
中段:幅314×奥行420×高さ80(mm)
下段:幅320×奥行420×高さ206(mm)
天板が昇降式のワゴンです。天板の高さを上げると机と同じくらいの高さになりますので、補助デスクとしても使用できて非常に便利です。天板を上げることで天板の下に空間ができるので、その空間も収納として活用することができます。
大塚家具の店舗で実際に商品をご覧いただけます。
店舗によって展示の状況は異なりますので、デスク用ワゴンの展示数などはご来店の前に店舗へお問い合わせください。
そして、もう一つ。
こちらも重要なポイントです。
ランドセルも。お子様にとって「使いやすい」ものを選んでください。
お子様とランドセルの距離をいかに縮められるか?
これこそが、ストレスのない学習環境のカギになることがお分かりいただけたかと思います。
そして、毎日使うランドセルもまた、お子様にとって使いやすいものを選んであげることが大切です。
数多のランドセルメーカーがある中で、ランドセルを選ぶ基準は何でしょうか?
素材、色、デザイン、機能性、またはブランドの持つ世界観でしょうか?
親であれば誰しも「子どもが一番気に入ったデザインにしたい」、「上等な素材を選びたい」、「憧れのブランドを持たせてあげたい」と隣と比べて恥じないランドセルを持たせたいと思うものです。
忘れてはいけません。
ランドセルはお子様が教材という荷物を運ぶためのツールなのです。
小学校に入学したばかりのまだ小さなお子様が、大きなランドセルに教材を詰め込み、学校と自宅を毎日行き来します。
持ち運びやすく、教材が取り出しやすいことを重視することが何よりも大事なのです。
私たち大塚家具は、老舗ランドセルメーカーに協力を仰ぎ、さまざまなこだわりを詰め込んだランドセルを開発しました。
「登下校中に両手が塞がってしまわないように、できる限り大容量のランドセルを作りたい。」
「教科書にノート、筆記用具、上履き、体操着、水筒、連絡帳、ハンカチ・ティッシュ…色々詰め込んだランドセルを背負っても、なるべく肩や背中に負担が掛からないようにしてあげたい。」
「日が短い冬の時期、夕方の暗い帰り道でも安心して自宅へ帰れるように、お子様の安全を最優先に考えたデザインにしてはどうか?」
私たちは、ランドセルを背負って登下校するお子様の気持ちを何度も何度もイメージし、お子様にとって最善のランドセルを考察し、一つの商品が誕生しました。
2022年5月に発売したばかりのまだ一年生のランドセルです。
価格は69,800円(税込)です。
これから小学校に羽ばたいて行くお子様にとって、使いやすく、安心・安全に通学できるように、心を込めて開発しました。
この商品にご興味のある方はこちらからご覧になってください。
お子様の視点になって「使いやすい」を考えましょう
小学校へ入学することは、親はもちろんお子様にとって人生の大きな出来事です。
新しいお友達を作り、色々な経験を積んで、多くのことを学ぶ貴重な6年間。お子様が大いに学び成長していけるように、お子様の視点で使いやすい学習スペースを作ってください。
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