目次
革の種類
革の風合いは加工方法によって変わります。
スエード
銀面(※)の裏側をサンドペーパーなどで起毛させたもの。
バックスキン
本来は鹿の銀面(※)を起毛させたもの。現在はスエードと同じ意味で使用されています。
ベロア
スエードと同じく革の裏側を起毛させたもの。スエードよりも毛足が長いのが特徴です。
ヌバック
牛革の銀面(※)をサンドペーパーで削り、ビロードのような風合いに仕上げたもの。
サドルレザー
タンニンなめしで仕上げた牛革で、耐久性に優れ使い込むほどに味わいが増します。
リサイクルレザー
廃材となる革チップを細かく刻み、特殊な溶剤で固めたもの。
※銀面:革の表面のこと
関連記事はこちら
[家具・インテリアのお手入れ]革のソファ・チェア編
使い込むほどに味わい深く、肌になじむような座り心地が革張りのソファやチェアの魅力。革独特の風合いを長く愉しむために… 記事を見る
人工皮革と合成皮革
風合いは本革には及びませんが、はっ水性に優れ、汚れにくいという特徴があります。
人工皮革
皮革のコラーゲン繊維構造に似た特殊不織布を基材として用いて、ポリウレタンを浸透させたもの。 主にバッグや靴に使われます。
合成皮革
基材に人工皮革で用いる特殊不織布以外のものを用いたもの。 ソファの張り地に使われることの多い素材です。
PVC
塩ビレザー。合成皮革と構造は同じで、表面に塩化ビニル樹脂が塗られています。 汗の塩分や紫外線に強いという特徴があります。
総革張りと一部合成皮革の違いとは?
革張り製品は部分的に合成皮革を用いることで価格を抑えることが可能です。 体に触れない背面などに使えば、高級感を損なうこともありません。 しかし異素材を張り合わせているため縫製がほどけやすく、長く使う間に色調が変わってしまうことも。 気に入った家具をできるだけ長く愛用したい、と考えているならば、やはり総革張りがおすすめです。
こちらの記事もおすすめ
【インテリアの目利きになる】理想の暮らしを叶える家具の選び方
ソファやダイニングテーブル、ベッドなど住まいに必要な家具はたくさんあります。理想の暮らしを叶えるために気に入った家… 記事を見る
【美しい表情の決め手】家具を仕上げる塗装
仕上げの変化は家具そのものを左右します。質感や使い心地、その表情も姿も変えます。家具の仕上げは使い心地の良さを左右… 記事を見る
【オーク・ウォールナットなど】家具に使用される人気の木材
温かみを感じさせる木の家具。樹種や加工方法によって、見た目はもちろんのこと使い心地や耐久性に違いが出ます。お気に入… 記事を見る
【革張り?布張り?】購入前に知っておきたいソファの選び方
ご要望にぴったり合ったソファを選んでいただくため、ソファのさまざまな特徴をご紹介します。リビングの主役となるソファ… 記事を見る