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早いもので今年も残りわずか。どんなインテリアの寝室で眠りにつきますか? ぐっすり眠って、よい初夢を見て、気持ちよく新しい年を迎えられるように。上質な寝室インテリアをつくるためのポイントやおすすめのアイテムを、眠りの専門家である大塚家具の『スリープアドバイザー』に聞きました。
目を閉じて眠る空間=寝室にも、カラーリングは重要!
ぐっすり眠ってよい新年を迎えるための寝室インテリアのコツは?
快適な寝室をつくる上で欠かせない要素の1つが、カラーリング。「寝室は寝る(目を閉じる)空間だから、どんな色合いでも関係ない」と思われがちですが、入眠前に寝室で過ごす時間は、睡眠に対する心理的な影響が大きいと思います。
睡眠に効果的なカラーはいくつかありますが、色によって期待できる効果が違うので「いまのの自分に足りないな」と感じるキーワードで選んでみるのもおすすめですよ。
ベージュ……リラックス:精神を安定させ筋肉の緊張をほぐす
グリーン……安息:ストレスを緩和させる
ブルー……静寂と安定:心を鎮めて精神の回復力を高める
ラベンダー……癒し:疲労を回復させる
ピンク……幸福:健康でやさしい気持ちをもたらす
逆に、鮮やかな色や赤色など、刺激が強い色は神経が高ぶってしまうので、寝室のカラーコーディネートにはあまり向いていません。
肌触りのよいカバーリングで、心地よい眠りを
寝室のコーディネートで色味に配慮すること以外にも、ポイントはありますか?
ぐっすり眠るためには、光りの調整や入眠しやすい音、肌触りのよいカバーを選ぶなど、眠りやすい環境を整えることが大切です。
特に肌触りは、重要なポイント。マットレスカバーや掛け布団カバーが、ガサガサ・ゴワゴワしていると寝心地もよくないですよね。しっとりと肌になじむような素材を選んでいただくと、リラックス効果もアップして睡眠の質もよくなると思います。
例えば、私たちがよくおすすめするのが、エジプト超長綿を使用したカバーリングシリーズ『
Jローザ』。極上のシルクのような手触りと光沢感があります。エジプト超長綿は洗うことで柔らかさが増してくるので、洗うたびにより気持ちよく感じられるはずですよ。
また、同じくエジプト超長綿を使用したカバーリングシリーズ『ルネッタ』も新年を迎える寝室にはぴったり。生地の表面に『シルケット加工』を施しているので、上品な光沢感をお楽しみいただけます。シワになりにくく、お手入れもしやすいんですよ。
平成最後の大晦日を過ごしたい迎春・寝室インテリア3選
新年を迎えるのにおすすめの寝室のインテリアコーディネートを教えてください。
例えば、寝室全体をペールトーンでまとめた女性的で柔らかい雰囲気を演出するインテリアのコーディネートはいかがでしょう。掛け布団カバーやクッション、カーテンに採用したピンクのカラーリングは、心が和む心理効果が期待できますよ。
また、シックで落ち着いた雰囲気がお好みなら、ブラウンを基調にしたコーディネートを。ベッドフレームやチェスト、デスクなどの家具はすべてブラウンの色でまとめ、カーテンの色合いは、全体の雰囲気を壊さないように無彩色を選んで、壁や寝具のカラーと合わせるとまとまりやすくなります。
また、ベッドのカバーリングの一部にブルーを使うことで、すっきりとした印象になります。ブルーは心理的に安定する効果があるため、寝室にはおすすめのカラーですね。
同じように、ブラウンをベースとしたシックなコーディネートでも、家具や照明の選び方やカラーコーディネートで印象が変わります。例えば、枕もとにテーブルスタンドライトを置くなど、ほのかなあかりでリラックスして過ごせるような演出することで、入眠しやすい寝室環境をコーディネートできます。
カバーリングのコーディネートはベージュ&ブラウンでまとめて、落ち着いた雰囲気に。ベージュでコーディネートしたカーテンも、厚手のものを選んで朝の陽射しを遮るよう工夫することで、起床時間までぐっすりと眠ることができると思います。
毎年、年末に差しかかるとマットレスや寝具を買い替えられるお客さまが多くいらっしゃいます。新年に向けて「何かを新しくしたい」という気持ちは、きっと皆さまお持ちなのだと感じています。
私の場合は、新年に向けて枕を買い替えるようにしています。枕は、湿気やダニなどで意外と傷みやすいアイテムですが、つい同じものを使い続けてしまいがち。だから、定期的に買い替えできるように「新年には新しい枕」を心がけているんです。
一年のスタートを新しい枕とともに切ることができれば、素敵な初夢とともによい一年が迎えられるかもしれませんね(笑)。
*記事中で表示した商品については、商品モデルの入れ替えなどに伴い、内容が変更になる場合もあります。