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寝室の名脇役。ラグの選び方を大塚家具がご紹介!

ラグはポイントインテリアとして手軽なアイテム。リビングだけに活用する人が多いですが、寝室にラグを敷くメリットもたくさんあります。今回はラグの素材、大きさといった選び方のポイントや、メリットなどの情報をお届けします。

2023/07/26

ラグはポイントインテリアとして手軽なアイテム。リビングだけに活用する人が多いですが、「ぜひ寝室にも取り入れてみてください」と話すのは、大塚家具のスリープアドバイザー柳原裕理子です。ラグの素材、大きさといった選び方のポイントや、メリットなどの情報をお届けします。

ラグを敷く5つのメリットとは?

寝室づくりを考えるとき、ラグを取り入れるお客さまは多いですか?

第一優先はベッドカバーなどの寝装品をそろえることなので、二の次になってしまったり、敷かなかったりする方も珍しくありません。ラグはメリットが多いので、寝室アイテムとして定着して欲しいのですが…。

寝室にラグを敷くメリットを教えてください。

1.足のベタつきをおさえる
夏は足裏がベタつきがちになり、足やベッドが汚れやすくなります。ベッドサイドにラグを敷くと、ベッドへ出入りする際に足裏の汗や汚れをサッと吸着してくれてサラサラに。ベッドも清潔を保てます。

 

2.ホコリが舞いにくい
寝室では、寝返りなどをすると布団からホコリが舞い上がります。ラグはホコリを吸着して、寝室の空気の清浄に役立ちます。

 

3.防音性が高い
ラグを敷くと、下の階に響く生活音を柔らかく抑えることができます。下の階の住人に配慮が必要なマンションや、お子さまの寝室などに特におすすめです。

 

4.滑り防止になる
夜中にトイレなどへ立つとき、フローリングで滑って転倒するといった事故防止につながります。高齢者のベッドサイドに敷いてあると安心です。

 

5.冬は床に足をついてもヒヤッとしない
寒い冬の朝、ベッドから起きて床に足をつくとヒヤッとして、せっかく温かい身体が冷えてしまうことがあります。ラグがあれば、直接フローリングに立つことがないので寒い思いをせず、そのままスリッパをはいてリビングへ移動できます。

手織りの上質なウールにファンが多い

寝室にふさわしいラグについて、選び方のポイントを教えてください。

素材はウールがおすすめです。ウールは冬の素材と思われがちですが、吸湿と発散の両方が得意なので、ジメッとした夏こそ大活躍します。もちろん冬は暖かいので、1年中重宝するラグ素材の優等生です。

大塚家具で取り扱う代表的なウールのラグは「ギャッベ」といって、遊牧民族が自分たちの育てた羊の毛から糸を紡いで天然の染料で丁寧に染め、ひとつひとつ手で織っています。素足で踏むとしっとりとしたコシのある感触に、多くのファンが魅了されています。

 

色は、寝室なのでビビッドなレッドやイエローなどより、ベージュ、グリーンなどナチュラルで落ち着く色合いがふさわしいです。

形や大きさを選ぶポイントはありますか?

スクエアの形で縦140㎝×横200㎝というのが、ラグのサイズとしては定番。どのメーカーでも種類が豊富で、使いやすい形と大きさです。デザイン性に富んだサークルの形もありますが、色や柄、大きさなどの種類が少ないので、選ぶ範囲が狭くなってしまいます。

 

最近は、大きいラグの上に小さいサイズのラグを敷く、重ね使いも人気ですよ。無地×柄、無地×ボーダーなど、カラーアクセントになり遊び心満載のインテリアを楽しめます。

毛足が短いタイプは掃除がラク

ラグは、毛足の長さが微妙に違いますね。

毛足が短いタイプと長いタイプがあります。毛足の短いラグのメリットは、ゴミが毛の奥まで入り込まないので、掃除機をサッとかけるだけでお手入れが簡単なこと。また、細かい柄が表現しやすく、無地から柄までデザインの種類が多くて部屋の雰囲気に合わせやすいです。

毛足が長いラグのメリットは、見た目がゴージャスになるうえ、肌触りがよくフカフカに感じます。ラグにボリュームがあるので、防音性や保温性も優れています。

 

どちらもメリットはありますが、寝室にふさわしいものとなると、ホコリを吸着して掃除しやすい点を考えて、短いタイプがよいでしょう。

ラグの価格の目安を教えてください。

ウールで手織りの上質なラグであれば17万円前後しますが、半永久的に使えるので決して高額ではありません。ポリエステルなどの化学繊維のものであれば5~6万円くらいが目安で、5~6年くらいで買い替えることが理想です。寝室は人の目を気にしないプライベート空間なので、まずはリーズナブルなラグから始めてみるのもよいのでは。

寝室のラグは毎日触れるもの。心地よさを重視して

寝室で、ラグを敷くのに適した場所を教えてください。

ベッドの出入りをする側のベッドサイド
出入りする際に、足裏の汗や汚れを吸着してくれます。また、寝室はプライベート空間でもあるので、床に腰を下ろしてベッドにもたれ、読書などくつろぎ時間を楽しむ方が少なくありません。ベッドサイドにラグが敷いてあると、硬いフローリングから腰やおしりを保護し、柔らかく受け止めてくれます。

 

ベッドサイドの足下
インテリアのワンポイントとして、目にとまりやすい位置です。ラグの上にベンチや棚などを配置し、観葉植物を飾るなどしてワンランクアップしたインテリアを楽しんでみてはいかがでしょう。

通販では専門ショップがたくさんあります。通販で購入するのが、手軽で簡単なのですが……。

できればショールームに足を運んで、手触りや足触りを確認していただきたいと思います。ラグは、足を踏み込んだときや、手で触ったときの感触が、ひとつひとつまったく違います。その他、光が当たったときの色合い、部屋に敷いたときの大きさのイメージなど、通販ではわかりづらい情報をキャッチできます。

 

寝室のラグは、寝る前に毎日触れるアイテム。ショールームで時間をかけていろいろ試し、手足が触れたときに心地よいものを選んでください。納得のラグが1枚あるだけで、寝室が安心安全な空間に変わり、翌朝の気持ちよいスタートにつながるでしょう。

 

※掲載の商品は予告なく仕様変更、または販売終了となる場合がございます。

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インテリアのはなし編集部

大塚家具のインテリアのはなし編集部では、家具の選び方やレイアウトのコツ、お手入れ方法などインテリアについてのお役立ち情報をお届けしています。

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