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寝室の中で一番大きな家具といえば、ベッド。ベッドフレームのデザインによって、寝室の雰囲気はガラリと変わります。そこで、大塚家具の『インテリアアドバイザー』に、開放感のあるローベッドタイプや収納タイプ、寝心地重視タイプなど、おすすめのベッドフレームを聞きました。
脚タイプ、箱タイプ、2段重ねタイプに、ローベッドタイプ。
ベッドフレームには、どんなタイプがありますか?
タイプで分けると、脚タイプ、引き出し収納ついた箱タイプ、ホテル仕様のマットレス2段重ねタイプといった3つに大きく分かれますね。
脚のついたタイプは、床板がすのこになっているものが多く、通気性がいいというメリットがあります。最近は、お掃除ロボットが入れるような脚の長さのものもありますね。
引き出しのついた箱タイプは、シングルサイズでも約1m×2mあるベッド下空間を有効活用したいという方におすすめ。特にスペースが限られるお子様部屋に選ばれる方が多いですね。シーツの洗い替えを入れたり、タオルケットを入れたり、収納スペースを確保できます。
寝心地を重視したいという方には、マットレスの2段重ねタイプがおすすめです。スプリング(金属のバネ)が入っているボトムクッションに足がついていて、その上にマットレスを重ねて使います。ボトム部分も寝心地をよくしてくれ、マットレスの耐久性アップにもなるということで、選ばれる方がいらっしゃいますね。
あと、最近人気があるのは、フレームの高さが低いローベッドタイプ。フレームの横幅がマットレスより少し広くなっているなど、和モダンテイストの旅館のようなイメージで、くつろぎの寝室を演出するにはぴったり。日本の住宅は、一般的には天井高が2m40〜50cmくらいなので、ローベッドだと上の空間が広くなり、開放感のあるゆったりとした寝室を演出できると思います。
デザインも機能性も◎のベッドフレームで、くつろぎの寝室へ。
ローベッドの他に、くつろぎの寝室におすすめのベッドフレームは?
私は、まずお客さまには、寝心地重視ですか? 収納重視ですか? デザイン重視ですか? とお伺いします。何を求めていらっしゃるかによって、おすすめのベッドフレームは変わってきますので。とはいえ、なかには、例えば、デザイン性も重視しながら、引き出し収納がしっかりとついたベッドフレームもあるんです。
エレガント系がお好きな女性にぴったりのベッドフレームですが、下には引き出しがたっぷりと付いています。リビングやダイニングでは、この雰囲気はなかなか出しづらいかもしれませんが、寝室なら自分の大好きなスタイルにひたれますよね。
また、クッション性のあるヘッドボードがついたタイプもおすすめですね。ソファのような感覚でもたれながら、リビングにいるようにくつろいでいただけると思います。
木のベッドフレームがお好みなら、落ち着いた雰囲気を演出できるウォールナット(くるみ)の材質のものが最近人気です。ナチュラル系やウォールナット系といった色味だけでなく、木の素材感が出ているかどうかによっても、寝室の雰囲気は変わってくると思います。
一見フラットなのに、スマホも置けてすっきり。
上手にベッドフレームを選ぶコツは?
ローベッドタイプでなければ、ベッドフレームを選ぶときの高さとして、マットレス込みで50cmくらいを目安にされるといいと思います。マットレスまでのフレーム部分で25cm、マットレスで25cmくらいが平均的。ダイニングチェアの座面が42〜45cmくらいなので、それよりも少し高く、おしりが着地しやすいと感じる高さですね。
ご年配の方などは、低すぎると膝に負担がかかりやすいので、低いタイプは避けた方がいいかもしれません。腰をかけやすい、やはり50〜60cmくらいの高さがおすすめですね。
最近は、寝心地重視のマットレスを選ぶと、マットレス自体の厚みが高くなってしまいます。気になる方だと、フレームの高さを低くして、全体の高さを調整される方もいらっしゃいますね。
ベッドフレームは、家具と一緒でお好みは人それぞれですが、最近は、ヘッドボードがフラットな省スペースタイプも人気です。フラットなタイプでも、少しだけ収納スペースのついたデザインのものもあります。
目覚ましアラームでスマホを使われる方が多いので、コンセントが差せて、スマホが置けるだけでも便利ですよね。いろいろなメーカーから出ていてバリエーションも豊富なんです。
私はいま、引き出しのついたベッドフレームを使っているのですが、ベッドの横にスペースがあるので、読書をするためのリクライニングチェアを置いています。そこで本を読んだり、テレビを眺めたり、自分の時間を楽しめるような寝室にしているんですね。
寝室のコーディネートを考える際は、ご自分が寝室でどんな時間を過ごしたいかをイメージしながら、ベッドフレームや家具を選んでみてくださいね。
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