目次
- 1 プロが選ぶ快眠できるおすすめのマットレス
- 1.1 ボンネルコイルのマットレス
- 1.2 ポケットコイルのマットレス
- 1.3 連続コイルのマットレス
- 2 「今よりも良いマットレスが欲しい」と答える人は50%以上
- 2.1 自分に合ったマットレスで睡眠の質を上げる
- 2.2 マットレスと布団の違いは?
- 3 快眠できるマットレス選びのポイント
- 3.1 理想の寝姿勢=立ち姿をキープできるか
- 3.2 体圧分散に影響するマットレスの構造
- 3.3 寝心地を左右するスプリングの種類
- 3.4 ボトムクッションを組み合わせる
- 4 睡眠の質を上げる最適なマットレスのサイズ
- 4.1 【一人暮らし】シングルにこだわる必要はない
- 4.2 【二人で一緒に寝る】ダブルサイズ以上
- 4.3 【夫婦+子ども】ワイドダブル(ロング)以上
プロが選ぶ快眠できるおすすめのマットレス
ボンネルコイルのマットレス
ポケットコイルのマットレス
連続コイルのマットレス
「今よりも良いマットレスが欲しい」と答える人は50%以上
大塚家具が2020年9月に実施したアンケート調査によると、「新型コロナウイルスの影響による自粛で家で過ごす時間が増えて、今よりも良いマットレスが欲しい」と答えた人は、全体の56.0%という結果になりました。
一方、コロナの自粛の影響により、睡眠時間が増えた人でも「今よりも良いマットレスが欲しい」と答えた人は74.6%という結果になっています。
自宅で過ごす時間が増え、多少高額の投資をしても、今よりも良いマットレスを購入して睡眠の質をあげたいと考えている人が増え、マットレスの買い替えなどを検討している方も少なくありません。
「今よりも良いマットレスが欲しい」と答えた方の中には、「自分に合ったマットレスが欲しい」と考える方も多いのではないでしょうか?
参考元:大塚家具 9月3日睡眠の日に向けた、睡眠に関する調査
自分に合ったマットレスで睡眠の質を上げる
「今よりも良いマットレス」で睡眠の質を上げるためには、自分に合ったマットレスを選ぶことがポイント。
マットレスは、体の圧を分散してくれる役割があり、重力が一箇所に集中することを防いでくれます。
体圧を分散することで、心地よい寝姿勢を保つことができ、快適に眠ることが可能です。また、マットレスの弾性により寝返りが打ちやすくなったり、寝姿勢をキープしやすいなどの特徴があります。
マットレスと布団の違いは?
マットレスは布団よりも体圧分散性に優れていることが特徴です。
クッションやスプリングが使われているので、布団よりも柔らかい寝心地になり、身体の凸凹にフィットして心地よい寝姿勢をキープしながら眠ることができます。
快眠できるマットレス選びのポイント
快眠できるマットレスと言っても、体型や体重などによって身体にフィットするアイテムは変わってきます。
ここでは、マットレス選びでチェックしておきたいポイントを見ていきましょう。
理想の寝姿勢=立ち姿をキープできるか
普段寝ている時は意識することは少ないかもしれませんが、寝姿勢にも理想の姿勢があります。理想の寝姿勢は、「立ち姿」。
立っている時は、頭部・頚椎・胸椎・腰椎・骨盤が重力の方向に重なり合うことで、綺麗なS字ラインになっています。このS字ラインを寝ている時も自然な状態でキープしてくれるのが、理想的なマットレスです。
マットレスが硬すぎたり、柔らかすぎると、身体のS字ラインが崩れてしまい、身体にストレスがかかってしまいます。
寝起きに身体が痛い、疲れが取れないなどの悩みを抱えている方は、今お使いのマットレスが合っていないのかもしれません。
体圧分散ができるマットレスの場合は、仰向けに寝転んだ時に隙間なく身体に合わせてフィットしてくれます。身体を支えるサポート力や体重を均等に分散してくれるマットレスを選ぶことが大切です。
仰向けや横向きなど、人によって好みの寝姿勢は違うでしょう。普段から横向きで寝ることが多い方は、横向きで快適に眠れるマットレスを選ぶことが快眠への近道です。
横向きの場合は、肩と骨盤に重力がかかるので、横向きになった時に肩が圧迫されていないか、などの確認もしておきましょう。
仰向けの場合は、一番重心がかかる腰周りが沈みすぎていないか、など身体の沈み具合をチェックすることがポイント。
店頭でチェックされる際は、仰向けだけではなく、普段の寝姿勢の寝心地も確認しましょう。
体圧分散に影響するマットレスの構造
体圧分散にも影響するマットレスの構造ですが、主に「キルト層」「クッション層」「スプリング」の3つの素材で構成されています。
それぞれの役割や特徴について見ていきましょう。
キルト層
キルト層は身体の一番近い部分であり、寝心地に直結する部分でもあります。柔らかさや触り心地などを重視して、身体にフィットするものを選びましょう。
また、寝ている時の汗を吸って発散し、通気性の高い素材であることも重要です。ニットやポリエステルなどの素材がよく選ばれます。
クッション層
クッション層は、身体の凸凹に合わせて体圧を均等に分散させるためのものです。マットレスによって、クッションの層や柔らかさ、硬さなどに違いがあり、寝心地を左右すると言っても過言ではありません。
低反発のクッション素材は、体圧分散性に優れ、身体をサポートする力が強いことが特徴。高反発素材は、適度な弾力があり、寝返りがしやすいなどのメリットもあります。
マットレスの中には、低反発と高反発の両素材を採用した商品もあるので、色々と試されることをおすすめします。
スプリング
スプリングはマットレスの骨組みの部分であり、体圧を分散させるのに重要な役割を担っています。睡眠中は寝返りなどによって揺れや振動がありますが、スプリングが吸収して快眠をサポートしてくれるのです。
スプリングにもいくつかの種類と特徴があるので、次の項目で詳しく解説します。
寝心地を左右するスプリングの種類
マットレスの骨組みであり、寝心地を左右するスプリングですが、主に4種類あります。
ボンネルコイル
ボンネルコイルは、らせん状に巻いたコイルが連結しており一般的なコイルのタイプです。ほどよい弾力と通気性に優れています。
オープンコイルはコイルの先端を閉じずに連結しているため、先端が自由に動く分、身体へのフィット感が高いことが特徴。
汗をかきやすい方や体重が重い、体格が良い方に向いています。
ポケットコイル
ポケットコイルは、コイルを一つずつ不織布の袋に詰めた独立型のコイルです。複数のコイルが点で身体を支えるため、体圧分散に優れています。
寝返りを打っても相手に振動が伝わりにくく、身体にフィットしやすいので、自然な体勢で眠れることが魅力。
柔らかいマットレスが好みの方や横向きで寝ると肩やお尻が圧迫されて違和感がある方、2人以上で一つのマットレスで寝る方におすすめです。
連続コイル
連続コイルは、一本の銅線でコイルを編み続けているタイプです。マットレスへの負担が軽減され、耐久性が高いことが特徴。振動を吸収する力と復元力にも優れています。
汗をかきやすい方や体重が重く、体格が良い方におすすめです。
ノンコイル
ノンコイルはスプリングを一切使わず、金属部分がないタイプです。コイルマットレスと比較して軽量で、掃除やベッドメイクがしやすいため女性や高齢者に好まれます。
重い金属のスプリングの代わりに体圧分散に優れた素材を使用しているので、寝心地には問題ありません。
ボトムクッションを組み合わせる
ボトムクッションとは、スプリングが入ったマットレスを載せる台のことです。一流ホテルのベッドで見られることが多く、マットレスを重ねて使うスタイルのこと。
ボトムクッションにマットレスを重ねることで体圧分散性がアップするので、快適な寝心地を実現できるでしょう。
また、ボトムクッションを組み合わせることで、マットレスの通気性がアップするだけでなく、マットレス+ベッドフレームで使用した時に比べて、マットレスにかかる荷重が分散され、マットレスの耐久性も上がります。
一流ホテルのようなワンランク上の寝心地を実現したい方は、マットレスだけでなく、ボトムクッションとの組み合わせもおすすめです。
睡眠の質を上げる最適なマットレスのサイズ
睡眠の質を上げるためには、最適なサイズのマットレスを選ぶこともポイントの一つです。ここでは、マットレスのサイズの目安について解説します。
【一人暮らし】シングルにこだわる必要はない
1人暮らしであればシングルサイズを選ぶ方も多いでしょう。シングルサイズが最もポピュラーですが、ベッドを置くスペースに余裕があれば、ダブル以上を選ぶこともおすすめです。
大きいベッドの解放感により気持ちよく眠れるという心理的効果もあるので、シングルサイズにこだわる必要はありません。
【二人で一緒に寝る】ダブルサイズ以上
夫婦やカップルが2人で一緒のマットレスで寝る場合は、ダブルサイズ以上が理想です。お互いに適度に寝返りができて、狭くて窮屈と感じない大きさのマットレスを選びましょう。
2人でゆったりと寝たい場合や寝室の広さに余裕があるなら、ワイドダブルサイズやクイーンサイズもおすすめです。
また、別々のベッドで寝る場合は、2台のマットレスをくっつけたり、少し離して配置したり、ライフスタイルや好みのサイズを使い分ける方法もあります。
【夫婦+子ども】ワイドダブル(ロング)以上
夫婦と子どもで一緒に寝る場合は、ワイドダブル(ロング)以上が理想のサイズです。また、シングルサイズを追加して、複数のマットレスを組み合わせる方法もあります。