「本物」と呼ばれる家具には、いくらでも語りたくなるような、深みがあり、物語があります。
私たち大塚家具は、お客様の今だけでなく、その先の人生を見つめ、暮らしのワンシーンを豊かにし、
ささやかな幸せを積み重ね続ける、想いの詰まった「本物」の家具を世界中から厳選してお届けしています。
「AGITA」は、100年以上にわたり、まっすぐに曲木家具を作り続ける「秋田木工」の職人技と、
その技術に惹かれた五十嵐久枝氏のデザインにより生まれた、やわらかな空気をつくる家具。
大量生産でつくられる型通りの家具とは違う、「本物」の家具がもたらす価値とは。
曲木家具をつくり続ける日本唯一の専門工房として美しい名作を送り出す「秋田木工」と、実際に工房を訪れて職人が持つ技術力の高さに感動した五十嵐久枝氏のデザインにより生まれた、やわらかな空気をつくる家具「AGITA」。日本書紀に記されていた秋田の地名「齶田(アギタ)」から名付けられたことからもわかる通り、秋田という地と、秋田木工の職人たちに敬意を表した家具ブランド。その中でも、一筆書きのような軽やかな曲線を描く椅子「MAGEKKO(まげっこ)」は、人をやさしく包み込むような曲木ならではの美しさが際立つフォルムが特徴です。
無垢の木材を高温の蒸気で蒸して曲げる曲木技術を追求し続けてきたからこそ生まれる曲線美のさらに高みを追求。職人たちの技を駆使し「曲げ」「切削」「研磨」など、気の遠くなるような手間をかけ、ひとつひとつ丁寧に仕上げることでしか実現できない、「本物」と呼ぶにふさわしい家具。デザインを手掛ける五十嵐氏の最高難度の要望に対し、数え切れないほどの試作を重ねて応えた、職人の想いも詰まった逸品です。
私たちがお届けしたいのは、しっくりと馴染む絶妙な椅子の座り心地や省スペースでスッキリとしたデザインなどの機能性だけでなく、曲木技術を継承し、丁寧に手作業し続けてきた職人さんたちのまっすぐな想い。想いの詰まった「本物」の家具は、心まで豊かにする空間をつくり出します。時をかけ、積み重ねてきた技術の結晶が、ご自身の空間にある歓びを体感してほしいのです。
大量生産で生まれた型にはまったような家具とは一線を画す、特徴的なカタチに味わいがある「GAKKO(がっこ)」。奥行きに変化をもたせてデザインをすることで、家族との団らん、勉強やPCに集中する時間、カードゲームなどを楽しむ際など、座る位置により人と人との距離感を自在にすることができるテーブルです。その歪なカタチには、誰もがいいと思う価値よりも、独自の価値観を大切にしてほしいという想いが込められています。
やわらかな木の触感や曲線が生み出すやわらかな空気感など、実際に触れて見ていただくと、ディテールまで丹精を込めて仕上げた職人さんたちの想いが伝わってきます。「MAGEKKO(まげっこ)」、「GAKKO(がっこ)」ともに、ぜひ、ショールームで一度ご覧いただき、大量生産でつくられた型通りの家具とは違う、「本物」の家具をご体感ください。日本の地域文化を大切につくられたモノを所有するという意味でも、意義のある消費行動につながると信じています。
職人たちの丁寧な手作業により美しい曲線が描かれる曲木家具「AGITA」のある暮らし──。アート作品ではないものの、時々鑑賞していたくなるほどの美しさがある椅子とテーブル。ふれた時に感じる木の温もりは、心をほぐし穏やかにしてくれる。だからこそ、仕事に出かける前に3分ほど(慌ただしい朝はせめて1分でも)、ただただその椅子に座っている時間をつくる。何も考えない日もあれば、その日の「TO DO」を整理する日もある。それだけで、朝から冷静な気持ちでビジネスと向き合えるのだ。
休日は、窓をあけることが多くなった。曲木家具が作り出すやわらかな空気と、そよぐ風の相性はいい。部屋をまろやかな空気感で包み込んでくれる。家族の誰かひとりがテーブルのまわりにある椅子に座ると、特に声をかけることなくとも、妻も子どもたちも自然にテーブルのまわりに座っている。時には家族で楽しく話していることもあれば、それぞれバラバラのことをしていることもある。ただただそこに家族の心地いい時間が生まれる。「本物」の家具とは、自然と使う人の心を惹きつけ、愛着を生み、長きにわたり幸せな時間を共に紡ぐ家具ということなのかもしれない。