「本物」と呼ばれる家具には、いくらでも語りたくなるような、深みがあり、物語があります。
私たち大塚家具は、お客様の今だけでなく、その先の人生を見つめ、暮らしのワンシーンを豊かにし、
ささやかな幸せを積み重ね続ける、想いの詰まった「本物」の家具を世界中から厳選してお届けしています。
リーディングチェア「FJ5310チェア」は、デンマーク家具を世界に知らしめた第一人者であり、
「家具の彫刻家」と称された、北欧家具の巨匠・フィン・ユールの代表作のひとつ。
1953年にデザインされ、時を超えて世界中で愛され続けている「本物」の家具がもたらす価値とは。
他の追随を許さない個性的な発想力と優れた造形感覚で、独自の世界観を作り上げ、その形態とディテールの美しさから「家具の彫刻家」と称された北欧家具の巨匠・フィン・ユール。加工が困難といわれていたチーク材を愛し、その加工法を改善しながら、チーク材をデンマーク家具の主要な材料として確立させるなど、様々な功績を築き、その作品は世界中のデンマーク大使館やミュージアムの収蔵品となっています。
今回ご紹介するリーディングチェアと呼ばれる「FJ5310チェア」は、オーク材とウォールナット材を使用。2種類のマテリアルが美しいコンビネーションを織りなし、オイル塗装で仕上げてあるため、風合いもよく、長く愛していただける完成度の高い名品です。
この椅子の最大の特徴であり魅力は、各パーツが明確に分割され視覚化されていること。ひとつひとつのパーツがまるで宙に浮遊しているかのようなフォルムでありながら、美しいバランスが保たれたデザイン。まさにアート作品のような存在感を放ちます。
フィン・ユールの作品で特徴的なのが、既成概念にとらわれた「ひとつの座り方」にこだわらないこと。この椅子の笠木(最上部のパーツ)は本を読むときに片肘をのせられるように配慮されているだけでなく、座面をまたいで後ろ向きに座ったときに肘をのせることができるよう考えられています。多様性のある家具であるということこそ、長く使っても飽きのこないデザインの本質を物語っているのかもしれません。長野県の白馬にはフィン・ユールの家具だけを揃えたホテルがあるなど、世界で愛される彼の名品を、ぜひ大塚家具ショールームで体感してください。
まるで彫刻のように美しい、アート作品のようなリーディングチェア「FJ5310チェア」のある暮らし──。仕事をしていれば時に、アイデアに息詰まることがある。クリエイティブな仕事に限らず、どんな仕事でもアイデアを生み出す発想力は状況を打開する重要な役割を担うことがある。ずっと想いを巡らせていても、なかなか答えに辿り着けずモヤモヤする時は、我が家の椅子を活用する。一度考えることをやめて、ただ座り続けるだけの日もある。彫刻のような椅子を絵画のように眺める時もある。座面をまたぎ後ろ向きに座り、肘をついて脳内を真っ白にすることもある。そんな時、ふと頭の中のアイデアのパズルは完成したりする。
「本物」の椅子を所有すること、それは椅子に座っている時間を豊かにすることだけではない。その造形にインスピレーションを受けることもあれば、木材の繊細な触り心地に安心感を抱くこともある。その存在感そのものが、感情を心地よく動かしてくれるのだ。「本物」の家具とは、物事の考え方や自身の感性を、日常生活の中で刺激してくれるものかもしれない。
リーディングチェア
「FJ5310」
革ブラック
172,700 円(税込)メーカー希望小売価格
※販売価格はお問合せ下さい
※表示の価格は、
2020年4月24日現在の税込価格です。