北欧家具の巨匠
フィン・ユールによる
北欧椅子の傑作
世界にデンマーク家具を広めた巨匠のひとり、
「フィン・ユールの代表作である「チーフテンチェア」
まるで彫刻のような美しい造形は、
家具の彫刻家と呼ばれるユールならではのデザインです。
デンマーク国王の目にとまり一躍有名に
1949年に発表されたチーフテンチェアはフィン・ユールが自邸の暖炉の前でくつろぐためにデザインされたラウンジチェアです。
大きく優美で存在感のあるフォルムはチーフテン(酋長:未開の部族の長)の名にふさわしいデザインです。
発表と同年に開催された展示会に出品した際、当初はその独特なデザインから賛否両論分かれていましたが、デンマークのフレデリック国王の目にとまり、国王自ら着座したことで、一躍有名となりました。
■名称の由来
チーフテンとは酋長(しゅうちょう)を表す英語です。デンマークで活躍していたフィン・ユールですが、1940年代後半に国会の会議室設計の仕事を通じアメリカの有力者(ケネディ一族やカウフマンなど)と会ったことにより、アメリカ的なものを意識し「チーフテン」と命名したとされています。
別名「エジプトチェア」
古代エジプトの玉座に使われていた椅子と構造や特徴に共通点が見られることから、エジプトチェアとも呼ばれています。
ユニークで複雑な
フィン・ユールのデザイン
当時からフィン・ユールの描くデザインを完璧に形にできる工房は少なく、卓越した技術を持つ職人がいる限られた工房でのみ、製造することができました。
それほど複雑なデザインだからこそ、彫刻のような造形美を持つ唯一無二のプロダクトとなっています。
艶やかな美しさを纏う
ウォールナット材オイル塗装
「彫刻のような美しさ」を表現している木枠部分は、オイル塗装のウォールナット材です。
機能性とデザイン性を兼ね備える組み立てと、木そのものの質感と美しさを引き立てる塗装により、美しく堅牢な構造となっています。